食中毒予防

腸炎ビブリオ

真水では増殖できず
塩分2〜5%でよく発育
発育がきわめて速い

汚染・
感染経路

海水中に生息。夏期に沿岸で獲れた魚介類、さしみ、加工品。魚介類により汚染された調理器具。

発病までの
時間・症状

発病までの時間:平均12時間
症状:腹痛、激しい下痢、吐き気、嘔吐、発熱

予防の
ポイント

  • 魚介類を真水で洗浄
  • 魚介類を取り扱った調理器具、手指は十分に洗浄・消毒し、二次汚染を防止
  • 漁獲から消費まで10℃以下の低温管理
  • 冷蔵庫から出したら2時間以内に食べる
  • 65℃1分間以上の加熱処理

サルモネラ菌

血清学的に2300種類以上に分類
乾燥に強い

汚染・
感染経路

ヒト、家畜の糞便、そ族昆虫に広く分布。主として鶏卵、食肉類とその加工品。淡水魚。糞便に直接・間接的に汚染された多様な食品。

発病までの
時間・症状

発病までの時間:8〜48時間(菌種により異なる)
症状:悪心、腹痛、下痢、嘔吐、発熱 長期間排菌

予防の
ポイント

  • 生肉調理後の器具、手指は十分に洗浄・消毒し、二次汚染防止
  • 卵や生肉は10℃以下(できるだけ4℃以下)の低温管理
  • 食肉や生レバーは生食をさけ、75℃1分間以上の加熱調理

病原性大腸菌

発病のしかたにより、6つのカテゴリーに分類
そのうち腸管出血性大腸菌(O157など)は三種感染症

汚染・
感染経路

ヒト、動物の糞便、とくに腸管出血性大腸菌はウシの糞便

発病までの
時間・症状

発病までの時間:12〜72時間(菌種により異なる)
症状:12〜72時間(菌種により異なる)

予防の
ポイント

  • 他の細菌性食中毒と同じに、調理器具、手指からの二次汚染防止
  • 低温管理、加熱調理の励行、とくに牛肉は75℃で1分間以上の加熱

カンピロバクター・ジェジュニ/コリ

大気中で発育できない。酸素3〜15%で発育。30℃以下では発育できない。
少量菌で食中毒を起こす

汚染・
感染経路

家畜、家きん、ペットなどあらゆる動物が保菌。食肉とくに鶏肉が関係した多様な食品。 未消毒の井戸水

発病までの
時間・症状

発病までの時間:平均2〜3日と長い
症状:腹痛、激しい下痢、発熱、嘔吐、筋肉痛

予防の
ポイント

  • 鶏肉調理後の器具、手指は十分洗浄・消毒、乾燥し、二次汚染防止
  • 生肉と調理済みの食品は別々に保管
  • 75℃で1分間以上の加熱調理
  • 井戸水は的確に塩素消毒

黄色ブドウ球菌

菌体はブドウの房状。冷蔵温度域では発育できない。
エンテロトキシンという毒素を産生し、毒素は100℃でも壊れない。

汚染・
感染経路

 

ヒト、動物の皮膚、粘膜に広く分布。おにぎり等の穀類加工品、弁当、調理パン、菓子類

発病までの
時間・症状

発病までの時間:1〜5時間(平均3時間)
症状:吐き気、嘔吐、腹痛(下痢)

予防の
ポイント

  • 手洗いの励行(個人衛生の徹底)。とくに手指に傷や化膿創のある人は調理取り扱いの禁止
  • 飲食物の低温保持(5℃以下)を心がける
  • 調理・製造後は時間をおかずに早く食べる

ノロウイルス(SRSV)

いが栗状の球形
ヒトの腸管内でのみ増殖

汚染・
感染経路

ヒト自身の糞便。河口付近で養殖されたカキ、ハマグリなどの二枚貝。ヒトからヒトへの感染がある。発生は冬期に多い

発病までの
時間・症状

発病までの時間:24〜48時間
症状:吐き気、嘔吐、激しい下痢、腹痛、頭痛

予防の
ポイント

  • 調理器具、手指の十分な洗浄・消毒、二次汚染の防止。とくに個人衛生の徹底
  • 食材の十分な加熱処理